国保の引き下げを求めて陳情  求める会

 高松市国民健康保険料の引き下げを求める会は2月25日、市に対し2020年に引き上げられた国保料の引き下げを求める陳情を提出しました。

 陳情は「新型コロナ感染が広がり始めた昨年2月時点で国は、経済、国民生活へのダメージが大きくなると想定した。その中での値上げ判断ー一人当たり年間15000円ーは通用しない」として国保料引き下げを求めています。

 代表世話人のひとり多田久幸氏は「国保加入者は厳しい生活を強いられる中値上げがされた。市民の命と暮らしを本当に考えるのなら特別の予算を組んででも引き下げるべきだ」と強調しました。

 参加者は「自営業者は厳しい状況。国保料支払いへの心配もよく聞かれる」「市が国保加入世帯の実態把握に乗り出すべきだ」「医療では高齢者の負担割合が問題になっている。『国保料も上がって。窓口負担も上がる』との声が聴く。なぜ負担だけ高くなるのか」「コロナ禍の中で値上げはどうしても納得できない」「市民の命より、制度存続が大事なのか」と求めました。

 同席した日本共産党の岡田まなみ市議は、一般会計からの繰入金が3億円も減額されていることを指摘。「予算の組み換えで引き下げは可能です」と話しました。

 

 市の担当者は「聞いたことを伝えます」と答えました。


新型コロナウイルスに関連した学生支援に関する要望      民青同盟

 民青同盟は2月16日、浜田恵造知事に対し新型コロナウイルスに関連した学生支援に関する要望を行いました。藤沢直人県委員長ら3人の同盟員が申し入れ。淀谷圭三郎政策部長が応対しました。日本共産党の樫昭二、秋山時貞県議が同席しました。

 要望は▽学生支援緊急給付金再支給を国へ要望すること▽県独自の給付奨学金制度▽新卒者を雇いやすくするための企業に対する支援制度の創設などです

 藤沢県委員長は、善通寺市と高松市での定期的な学生向け食糧支援で聞き取った「アルバイトが減って厳しい生活状況」「就職活動が不安」声を伝え、要望実現を求めました。

 大学1年生の同盟員はオンライン授業でまわりの学生とコミュニケーションがとれず友人がつくれない実情を語るとともに「奨学金を受ける友人が、『借金』が増え将来が不安。給付制になってくれたらと話していた。ぜひ実現させてほしい」と話しました。

 秋山氏は「国の制度から零れ落ちる学生に対して、きちんと行き届く県独自の制度を」と求めました。

 

 参加者の話を丁寧に聞いた淀谷部長は「実情が伝わってきました。気持ちに寄り添う対応をしたいが財政的な面もある。国への要望は可能な限りしていきたい」と答えました。


塩江分院考える集い  塩江の地域の病院、入院ベッドを守ろう

 高松市塩江町にある高松市民病院塩江分院の建て替えを巡り、市が入院ベッドをなくすことを表明していることに対し、高松南部地域革新懇は、市の担当者も招いて有床化の存続を求めて集会を開きました。

 有床化存続を一貫して求めている日本共産党の岡田まなみ、藤沢やよい両市議と、白川よう子衆院四国ブロック比例候補が参加しました。

 参加者が塩江病院の地域で果たす役割をフリートーク。白川氏は、大本に国の政策、地域医療構想の推進で入院ベッドの削減があることを強調。「自治体と一つになり、国に対して分院を守れの声をあげていきましょう」と呼びかけました。

 

 藤沢氏が、この間の塩江分院を巡る情勢を報告しました。

四国いっせい宣伝が12日に取り組まれ、各地の支部や議員が宣伝しました。

 白川よう子衆院四国ブロック比例候補は2月12日、高松市の駅前で宣伝し、森喜朗氏の女性蔑視発言を批判するとともに党が綱領で明記したジェンダー平等社会の実現を訴えました。

 

 そのうえで、「四国には女性衆院議員が一人もいない。四国の暮らしの声を届けるためにも共産党の1議席を誕生させて、政治を切りかえていこう」と呼びかけました。

 また党の「検査、医療、補償-感染防止へ、三つの緊急提案」を紹介するとともに、コロナ特措法改正について「PCR等検査を抜本的に拡充するとともに、罰則ではなく十分な補償が必要です」と強調しました。


まもなく3・11。県内はフクシマ事故は終わっていないと県民集会

 来月3月11日で東日本大震災と福島原発事故(12日)から10年を迎えます。各地で脱原発の様々な取り組みが行われますが、香川県では、3月11日、木曜日、18時から高松駅前広場で集会とデモ行進を行う予定です。原水禁かがわ、香川県原水協、脱原発アクション、原発をなくす香川の会が主催。同実行委員会は「自然の力の大きさと、人間の無力を見せつけられました。私たちにできることは、二度と同じ過ちを犯さないためにすべての原発廃炉を決定することです」と呼びかけています。

 また、しんぶん赤旗によりますと2月11日、宮城県女川沖で、大震災で行方不明になった方々の潜水士による捜索が行われました。潜水士8人が沖合で行方不明者につながる遺留品などの捜索をしました。

 

 娘を失った母親は「花束は銀行で行方不明になった8人へ。菊は入れませんでした」と目を潤ませました。