消費税減税を求め定例宣伝

 香川県の消費税廃止各界連絡会などは10月23日、高松市の商店街で消費税を減税する署名の取り組みを行いました。

 香商連の山本貴代事務局員らが「GOTOキャンペーンは、感染者が不言えたら破綻する政策だ。事業者の身に恩恵があり、消費税の減税ならすべての国民に恩恵が受けられる」「イギリスやギリシアでは消費税減税があり、実施期間の延長も行われている」「韓国やタイ、フィリピンでは軍事費を削ってコロナ対策の財源をねん出している。日本でも、戦闘機やミサイル防衛にかかる巨額の費用を財源に充てるべきです」と訴えました。

 署名に応じた女性は「大金持ちや大企業からとったらいいという考えはその通りです」と応じ、徳島県美馬市から野菜を売りに来た女性も「年金だけではやっていけないのでちょびちょびと買い物をしている。病院に行かず自分でマッサージして和らげている」と影響を語りました。

 参加者は国会へ署名を提出することなどを説明して署名を呼び掛けていました。


日本学術会議の任命拒否の問題などを批判

 市民連合@かがわは10月19日、定例で行われている宣伝で、高松市内の2か所で早朝宣伝しました。

 ことでん瓦町駅前では「税金は平気ではなく国民に」と書かれた横断幕が掲げられました。日本共産党の中谷浩一県委員長、社民党の吉峰幸夫市議、新社会党の井角操県本部委員長、市議の太田あゆみ氏(無所属)がリレートークしました。

 各氏は、日本学術会議の任命拒否の問題などを批判しました。中谷氏は党が発表する新型コロナ対策の政策、「コロナ危機をのりこえてどのような日本をつくるのか7つの提案」を紹介するとともに「日本学術会議を言いなりにしようというのは、科学への政治支配だ。アベ政治そっくりのゆがんだ政治を終わりにしよう。市民と野党と力を合わせて事項政治を少数に追い込み、野党連合政権を作ろう。民主主義と平和を求める政治へと変えよう」と呼びかけました。

 

 参加者が日本学術会議の任命拒否をした菅政権の問題をただすビラを駅利用者に手渡していました。


白川比例候補、志位委員長を迎えての演説会で訴える

 日本共産党の白川よう子衆院四国ブロック比例候補は10月10日の志位和夫委員長を迎えての演説会で訴えました。要旨は次の通りです。

 今まで続いてきたアベ政治、このまま続けさせるわけにはいかない、この強い思いで国政への挑戦を続けております。

 4期14年続けてきた県議会議員時代、県民のみなさんと力を合わせて、子どもさんの医療費、窓口無料化実現や、県営住宅の大幅な削減、これを食い止めたり、皆さんの暮らしの声実現のために頑張りぬいてまいりました。しかし、県民の声を実現しようとすれば必ずぶち当たるのが国の悪政であります。14年間、県議としてたたかい続けながら、たたかってきた相手は国の悪政そのものです。今度こそ、17年ぶり、この四国から共産党の議席、奪還をしていこうではありませんか。

 私は県議になる前、医療の現場で勤めておりました。私が勤めていた当時、新自由主義、何でもかんでも自己責任論。人の命など軽んじて、利益が何よりも大切。この考えのもとで医療費の削減がどんどんどんどん進んできました。この医療費削減するためにはお医者さんの数を減らす、看護師さんの数減らす、病院ベッド数減らす、これが一番てっとりばやいと切り捨てられてきました。

 

 コロナに感染しても入院する病院もない、ベッドもない、これが経済大国日本の姿です。

(訴える白川よう子比例候補)

何としても次の総選挙で、人の命を守り抜く政治を作り出したい。ケアに手厚い政治へと変えていきたい。

 私たち日本共産党は、この政治を私達だけで作っていこうとは考えていません。日本共産党は野党連合政権をみなさんとともに作っていく、そしてこの新しい政権でアベ政治を終わりにさせ、そしてそれを引き継ぐ菅政権を完全に終わらせていく。新しい政治、作り出すためにみなさんと頑張りぬいてまいります。

 

 そしてみなさん、この四国を見てみますと、四国ブロック比例代表の議席の中には女性の議席が一議席もありません。小選挙区の議席の中にも一議席もないんです。あわせて衆院の議席の中で、女性の議席が一議席もない。ジェンダー平等の観点でも、女性の議席必ず風穴開けていきましょう。


10日高松で志位委員長が「政権交代」訴え

 1010日、瓦町駅前の志位和夫委員長を迎えての演説会は、人垣が三重になる聴衆が集まり、志位氏と、白川よう子衆院四国ブロック比例候補、尾崎淳一郎衆院香川3区候補とともに「共闘の先進地四国から、野党連合政権実現を。ジェンダー平等を目指し、党の躍進と、白川さんの勝利を」と訴えました。

 「政権交代で、命と暮らしを守る政治を」などと書かれたプラカードを掲げて聞き入る人もいました。

 志位氏は四国が伊方原発再稼働や米軍機低空飛行訓練、農林漁業の困難など自公政治の矛盾が最も激しい地域の一つ一つであること。一方で「市民と野党の共闘の先進地」として2016年参院選での田辺健一氏が野党統一候補として大健闘し、19年参院選愛媛選挙区で野党統一が圧勝したこと、高知県で共産党の候補が大健闘したことをあげ、「四国はどこでも共闘が前進している。次の総選挙でこの力を存分に発揮する選挙に市、野党連合政権を作ろう」と訴えました。

 白川候補は県議時代に子どもの医療費無料化(窓口)、県営住宅の廃止を食い止めた経験を語り「国の悪政にどうしても行きつきどうしても国政を変えないといけないと感じた。

安倍政権によって踏みにじられた立憲主義、国民主権をどうしても取り戻していく」と力を込めました。菅政権について「自助というが、政治の責任は公助です」ときっぱり断言。「医療現場に努めていた時、新自由主義の大波が来て、医療従事者やベッド数を削減してきた。これはいけない。ケアに手厚い政治に変えていきたい」と強調。「あなたの命を大切にする、あなたが大切にされる社会を次の総選挙で作り出そう」と呼びかけました。

 志位氏も白川氏について、「恐れず現場に飛び込み、苦労や苦しみを一緒に解決してきた素晴らしい政治家です。四国4県の力を総結集して必ず国会に押し上げてください」と熱く訴えました。

 

 立憲民主党の小川淳也衆院議員から「あらゆる野党が互いを尊重し、結集し力を合わせて国民の選択肢となる。国民のために次代の政権を担う、その責任と覚悟を示す、更なる野党共闘の進化を模索して参ります」というメッセージが届き、国民民主党香川県総支部連合会からメッセージが寄せられました。高田良徳社民党県議、木村篤史県議(無所属)、新社会党の井角操県本部委員長が参加しました。