日本共産党、社民党、「みどり香川」などの市民団体と労働組合でつくる「平和憲法を生かす香川県民の会」は、太平洋戦争開戦日に合わせて、主要駅前カ所で宣伝行動し、訴えをするとともに菅原文太さん(14年没)が「憲法が平和のために果たしてきた役割を考えてみましょう」との訴えが載ったビラを液利用者に渡しました。

 JR高松駅前では日本共産党の中谷浩一県委員長、立憲民主党県連の造田正彦高松市議、社民党県連の成合美範副幹事長、みどり・香川の渡辺さと子代表、県労連の岩


部乃之顧問、県平和労組会議の小野賢治事務局長がリレートークしました。

 中谷氏は「岸田総理は、敵基地攻撃論を実際検討することを表明した。米国が日本に戦争参加を迫ったとき、それを止めたのが憲法九条と国民の声だ」と強調しました。

 

 参加者は「おかしいことに声をあげないとおかしなことになることは過去が物語っている」(渡辺氏)「軍隊で平和は守れない」(成合氏)「すべての戦争被害者への補償が必要」(造田氏)などと語りました。 

 また香川県の母親大会連絡会は12月8日、県内17か所で赤紙配りをしました。

6の日行動 今後も共闘の強化を

 香川革新懇と9条の会かがわは12月6日、高松市で改憲許すなと集会を開き、40人が参加しました。訴えの途中には自転車に乗った女性が立ち止まり聞き入り、「安倍政権のとき、9条変えようという動きに絶対変えてはいけないという思いが強くなりました」と話し、参加者が「憲法改悪を許さない全国署名」を呼び掛けると、「国民民主党などの(改憲への)動きも、とても気になっています」と応じてもらいました

 

 日本共産党の中谷浩一県委員長、立憲民主党の竹本敏信県議、社民党県連の成合美範副幹事長がリレートークし、「改憲を許すな」と呼び掛けました。


 中谷氏は「市民と野党の共闘こそ自公政権を倒すことにつながる。野党共闘への攻撃が激しいのは、共闘が、新しいステージに入ったからだ。命と暮らしを守る政治、国民の立場に立つ政権に向け、これからも共闘を強めていく」と述べました。改憲の動きについて「自民党は憲法9条に自衛隊を書き込むことを狙っている。もし憲法が変えられてしまうと、アメリカが世界で続ける戦争に自衛隊が参戦することが当たり前になってくる。憲法改悪を許さない全国署名にご協力ください」と呼びかけました。

 

 また成合氏は「暮らしに直接かかわる憲法9条を守ろう」と強調しました。